インターネットが身近な存在になり、『オンライン家庭教師』と言う言葉を見る機会が多くなってきました。
みなさんの中にもお子さんの家庭教師を検討していたら『オンライン家庭教師』というものを目にした、という方も多いはずです。
でも…『オンライン家庭教師』ってイマイチわからないんだよね。どんな感じなんだろう?
簡単に説明しますと『オンライン家庭教師』とは、自宅に来る『訪問型の家庭教師』とは違って、パソコンなどを使いビデオ通話をしながら授業をするサービスのことです。
オンライン授業なので、家の中で家庭教師に気を遣う必要がなかったり、感染症の心配をする必要がなかったりする一方で、コミュニケーションが少し取りづらいといったデメリットもあります。
この他にも、『オンライン家庭教師』と『訪問型の家庭教師』の違いや、メリット・デメリットがありますので、わかりやすいように解説していきます。
メリットとデメリットをしっかり理解した上で、検討したいですよね。
- オンライン家庭教師とは
- オンライン家庭教師と訪問型の家庭教師との違い
- オンライン家庭教師のメリット・デメリット
- オンライン家庭教師をおすすめできる人・できない人
- オンライン家庭教師の始め方
オンライン家庭教師とは
オンライン家庭教師とは、インターネットを通じてパソコンやタブレットを使いビデオ通話をしながら互いの顔や手元の教材やノートを見て、リアルタイムで授業を行う家庭教師のことです。
家に訪問する従来の家庭教師とは違い、インターネットの環境があればどこにいても授業を受けることができるのが特徴的です。
このオンラインスタイルのおかげで、地方に住んでいる学生や塾が苦手な学生などからも非常に人気があります。また、感染症などの心配も無いので最近では積極的に選ぶ方が増えています。
このご時世、感染症のリスクが無いのは非常に評価できますね。
また、『オンライン塾』のような先生の授業を一方的に視聴するスタイルとは違い、その都度先生に質問でき回答を貰えるのも魅力的な特徴です。
『オンライン家庭教師』と『訪問型の家庭教師』の違いについて、なんとなくイメージが湧いたと思います。次の項目ではもう少し違いについてわかりやすく説明していきます。
オンライン家庭教師と訪問型の家庭教師の違い
オンライン家庭教師と訪問型の家庭教師の違いについては、大きく分けて6つあります。
オンライン家庭教師と訪問型の家庭教師の違い
オンライン家庭教師 | 訪問型の家庭教師 |
ネットを通じてパソコンで授業を受ける | 家で対面で授業を受ける |
オンライン授業を受ける機材が必要(パソコンなど) | 必要な機材は特にない |
料金が訪問型に比べて安い | 料金がオンライン型に比べて高い |
先生の交通費・ お菓子代が必要ない | 先生の交通費・ お菓子代が必要 |
住んでいる地域に縛られず先生の選択肢が多い | 住んでいる地域に縛られ先生の選択肢が少ない |
感染症のリスクが無い | 感染症のリスクがある |
同じ家庭教師とは言え、だいぶ違いがありますね。
ここからはそれぞれの大きな6つの違いについて、1つずつ解説していきます。
授業を受ける環境の違い
1番大きな違いと言えば、授業を受ける環境の違いです。従来の家庭教師は先生を家に招いて対面で授業を受けるスタイルですが、オンライン家庭教師はネットを通じでパソコンなどで授業を受けるスタイルです。
対面で授業を受けた方がより細かいところまで子供の事を見てもらえるというイメージがありますが、WEBカメラを上手く使う事でだいぶ解消ができます。とは言え、対面で授業を受ける方が生徒が緊張感を保てるなどの良さもあります。
授業に必要な機材の違い
訪問型の家庭教師は授業をする場所さえ提供できれば特に必要なものはありませんが、オンライン家庭教師にはオンラインで授業を受けるためにパソコンやWEBカメラなどの必要なものがあります。
オンライン家庭教師に必要なものはいくつかあり、全くもっていない家庭だと少しハードルが上がってしまいます。とは言え、無料で必要機材を貸し出してくれるオンライン家庭教師もあるので、安心してください。
授業にかかる費用/料金の違い
オンライン家庭教師の料金相場と訪問型の料金相場に少し差がでます。選ぶ家庭教師によって多少変わったりしますが、比較的に『オンライン家庭教師』の方が安く、『訪問型の家庭教師』の方が高くなる傾向にあります。
『オンライン家庭教師』が比較的に安いのは、先生の移動にかかる負担や人件費の面を軽くすることができているためであり、『訪問型の家庭教師』に比べて質が低いという意味ではありません。
月々の費用を抑えたいご家庭は、オンライン家庭教師の方が助かりますね。
先生の交通費・お菓子代の違い
『訪問型の家庭教師』の場合は、先生が家に来るためにかかる交通費や授業の休憩中にだすお菓子代がかかります。必ずしもお菓子代が必要になるわけではありませんが、なんだかんだ気を遣ってしまうと思います。
交通費については『訪問型の家庭教師』だからと言って必ずかかるわけではありませんが、ご家庭で負担することが多いです。一方『オンライン家庭教師』は交通費やお菓子代が一切かかりません。
交通費もお菓子代も金額的には小さいですが、積み重なると負担が大きいですね。
住んでいる地域による選択肢の違い
『訪問型の家庭教師』だと住んでいる地域によっては、交通面の事情により家庭教師に来てもらえない可能性があります。また、仮に来れるとしても選べる家庭教師の選択肢が少なかったり、交通費が高くついてしまったりすることもあります。
一方で『オンライン家庭教師』は、住んでいる地域に縛られることがないので、家庭教師を自由に選択することができます。
感染症のリスクの違い
『訪問型の家庭教師』は対面で授業をするため感染症のリスクを伴ってしまいますが、『オンライン家庭教師』は感染症のリスクが一切ありません。
なので、訪問型の場合どちらかが少しでも体調が悪いと日程の再調整をしなくてはいけなくなりますし、自宅での勉強中にもかかわらずお互いマスクは必須ですね。
このご時世、感染症のリスクはなるべく避けたいところですね。
『オンライン家庭教師』と『訪問型の家庭教師』の違いについて大きく分けて6つあることが分かったと思います。次はオンライン家庭教師の『メリット・デメリット』についてわかりやすく説明します。
オンライン家庭教師の9つのメリット
ここでは『オンライン家庭教師』のメリットについて、9つ紹介します。
オンライン家庭教師の9つのメリット
- 住んでいる地域に縛られずどこでも授業が受けられる
- 訪問型に比べて費用を抑えやすい
- 感染症のリスクがない
- 家庭教師を家にいれる必要がない
- 授業の時間を柔軟に決められる
- 家庭教師の選択肢が多く相性の良い先生を探しやすい
- 生徒個人の実力や性格に合わせた指導が受けれる
- 無料体験できるところが多い
- 授業を録画して見なおせる
オンライン家庭教師のメリットは、思ったより多いですね。
住んでいる地域に縛られずどこでも授業が受けられる
インターネットを使いオンラインで授業を受けるため、家庭教師の交通事情を気にする必要がないので、住んでいる地域に縛られることなく家庭教師をお願いすることができます。
また、地方に住んでいる方がよく悩む「近くに塾が無い問題」や、親の負担になりがちな「塾への送迎問題」もこれで解決ができます。
住んでいる場所や送迎を気にしなくて良いのは、最大の魅力ですね。
訪問型に比べて費用を抑えやすい
『訪問型の家庭教師』に比べて費用が抑えられるのは、親としてはかなり魅力的な部分ですね。年単位で考えると月数千円安くなるだけでも、数万円変わってくるのでかなり負担が軽減するはずです。
その抑えられたお金で参考書を買ってあげやすくなったりと、子供にとっても嬉しい限りですね。
感染症のリスクがない
パソコンを通じての授業になるので、お互いに感染しあう可能性が一切ありません。『訪問型の家庭教師』の場合、マスクの有無や手洗いうがい、咳払いなど気になることがたくさんあります。
これは、家庭教師と生徒/親の双方にとって安心できる大きな魅力です。
こんなことで授業に気が散ってしまい、集中力の低下をしている場合ではありませんからね。
家庭教師を家にいれる必要がない
『訪問型の家庭教師』のように家にいれる必要がある場合だと、授業のたびに玄関やリビング、勉強部屋などを綺麗にしないといけないですよね。
正直これは親としてはかなり負担なになるので、家の中を必要以上に綺麗にする必要がなくなるのはとても魅力的ですね。
また、家が狭く家庭教師を招いて勉強をするような部屋がない場合でも、『オンライン家庭教師』ならパソコンと教材が置けるスペースさえあれば、家庭教師の授業を受ける事ができるのも魅力的な点ですね。
お茶出しなどの気を遣う必要がなくなるのも、気が楽ですね。
授業の時間を柔軟に決められる
家庭教師の移動時間や交通機関の時間を気にする必要がないので、授業の時間を柔軟に決めやすくなります。また、家庭教師の移動がないため生徒側の急なトラブルによる時間の再調整もしやすくなるのも魅力です。
塾みたいに時間が決まっているわけではないので、部活動などで忙しいお子さんにも向いていますね。
コンディションの良い状態で授業を受けることで、お子さんもより学習に身が入るようになります。
家庭教師の選択肢が多く相性の良い先生を探しやすい
住んでいる地域に縛られないので、生徒側が選べる家庭教師の選択肢が増えます。選択肢が増える事で相性の良い先生に巡り会える可能性が高くなります。
数年単位で指導をしてもらうならば、やはり相性の良い先生に教えてもらいたいですよね。
気持ち的に『訪問型の家庭教師』より先生の変更がしやすいのも、魅力的だと思います。
生徒個人の実力や性格に合わせた指導が受けれる
家庭教師からマンツーマンで授業を受けることができるため、生徒の実力や性格に合わせた指導を受ける事ができます。
『オンライン家庭教師』でも、WEBカメラやマイクを通して生徒の雰囲気を把握することができますので、実力や性格に合わせて指導するように努力してくれます。
無料体験できるところが多い
「オンライン授業の雰囲気がわからない」という方のために、オンライン授業の無料体験ができるところが多いです。
なので、気になる『オンライン家庭教師』を見つけたら、まずは無料体験をしてみるのがオススメです。
また、無料体験をすることにより入会金が無料になったりと、初期費用を抑えるために入会金を無料にしている『オンライン家庭教師』が、多いのも魅力的なところです。
授業を録画して見なおせる
パソコンなどの画面を通して授業が行われるので、その画面を録画することで授業をいつでも見なおすことができます。
特に苦手な部分は授業を何度も見なおすことで、より理解が深まり克服していくことができるのが魅力的です。
オンライン家庭教師の4つのデメリット
次に『オンライン家庭教師』のデメリットについて、4つ紹介します。
オンライン家庭教師の4つのデメリット
- オンライン授業を受けるために機材が必要
- 対面に比べ生徒の細かい表情がつかみにくい
- 生徒の緊張感が薄れやすい
- 通信機器の不具合がおきる可能性あり
デメリットもしっかりと理解しておきましょう。
オンライン授業を受けるために機材が必要
『オンライン家庭教師』はインターネットを利用して授業をするため、オンライン授業を受けるために必要な機材をそろえる必要があります。少なくとも、インターネットが使える環境やパソコン、WEBカメラ、マイクなどが必要になります。
また、この他にもペンタブレットなどのあると便利なものもありますので、『オンライン家庭教師』を効果的なものにするために、用意をすることをおすすめします。
対面に比べ生徒の細かい表情がつかみにくい
家庭教師と生徒はパソコンでのビデオ通話を通じてのコミュニケーションになるので、どうしても生徒の細かい表情をつかみにくい場合があります。これは2つのWEBカメラで顔と手元を映すことで、だいぶ改善ができます。
このビデオ通話はデメリットばかりではなく、マスクを取ってコミュニケーションが取れるという魅力的な一面もあります。
生徒の緊張感が薄れやすい
生徒によりますが対面式ではないため、緊張感が薄れて集中力が切れてしまう子もいます。この集中力の低下は画面越しでも家庭教師に伝わりますので、先生の方から声をかけて対処してくれます。
通信機器の不具合がおきる可能性あり
パソコンなどの画面を通して授業を受けるため、インターネットなどの通信機器に不具合が生じると、授業が受けれなくなる可能性があります。
特にWifiなどの無線の環境では、通信が安定しない場合もあるので、不具合が起きた際に有線も使えるような環境を整えておくと良いでしょう。
オンライン家庭教師をおすすめできる人・できない人
訪問型との違いやメリット・デメリットを踏まえて、『オンライン家庭教師』を「おすすめできる人」と「おすすめできない人」に分けて紹介していきます。
まずは、オンライン家庭教師をおすすめできる人です。
- 家の近くに塾や家庭教師が無い人
- インターネット環境が整っている人
- 感染症が気になる人
- あんまり人を家に入れたくない人
- 塾への送迎が困難な人
- 忙しくて塾の時間などに合わせられない人
住んでいる地域によっては、塾や家に来てくれる家庭教師がなかったりするので、そういう方には特におすすめできます。
また、忙しくて塾への送迎ができなかったり、部活動などで忙しくて塾の時間に合わせられない方にも、おすすめしたいです。
続いて、オンライン家庭教師をおすすめできない人です。
- インターネット環境のない人
- ビデオ通話に抵抗がある人
- 対面じゃないと集中力がもたない人
オンライン授業になるため、そもそもインターネット環境が整っていない方には、正直おすすめできません。
また、オンラインなどのビデオ通話に抵抗がある方にも、おすすめできません。
オンライン家庭教師をおすすめできる人・できない人を説明しましたので、次は『オンライン家庭教師の始め方』を解説します。
オンライン家庭教師の始め方/申し込み方法
オンライン家庭教師を始める方法は、大きく分けて2種類あります。
オンライン家庭教師を始める2つの方法
- オンライン家庭教師の企業に申し込む
- オンライン家庭教師と個人契約する
2つの方法を紹介しましたが、実際にはオンライン家庭教師の企業に申し込む人がほとんどです。なぜなら、個人契約はリスクがある場合があるからです。
それでは、この2つの方法についてわかりやすく解説していきます。
オンライン家庭教師の企業に申し込む
1つ目はオンライン家庭教師の企業に申し込む方法です。
やり方は簡単で、公式サイトから必要事項を入力して申し込みの申請をするか、公式サイトに書いてある「お問い合わせ先」に電話をして申し込むだけです。
基本は無料体験などからスタートして、その後入会の手続きをする流れになります。
ほとんどの企業が無料体験できますので、安心してチャレンジすることができます。
オンライン家庭教師と個人契約する
2つ目はオンライン家庭教師と個人で契約する方法です。
オンライン家庭教師と個人契約をする方法は、企業に申し込むより費用を抑えられる傾向があるので、一定数の方が使っています。
ただ、費用が安くなるメリットがある一方で、トラブルになる可能性があったりとデメリットもいくつかありますので、個人契約は慎重に検討していく必要があります。
まとめ:ネット環境が整っていれば『オンライン家庭教師』は、メリットたくさん!
この記事では、『【訪問型とは違う】オンライン家庭教師はデメリットが気にならないくらいメリットが多い!』について書いてきました。
『オンライン家庭教師』は『訪問型の家庭教師』に比べて対面でコミュニケーションが取れないという点はあるものの、インターネット環境が整っていてパソコンなどの必要機材があれば、メリットがたくさんあることがわかったと思います。
インターネット環境が整っているのであれば、まずは気になるオンライン家庭教師の「無料資料請求」や「無料体験」をしてみるのが良いでしょう。
無料体験をする事でお子さんのやる気がアップしたりします!